BIMへの取り組み
中小企業の挑戦
工事の機械化(ロボット化)の未来は、すぐそこまで来ています。
その実現にかかせないのがBIM技術です。しかし、BIM技術の導入には、現在のCADからのシステム変更の手間やコストがかかるため
1部の大手企業のみの導入が進み、中小企業での導入例はまだ少ないのが現状です。
しかしそんな中、三友建設では、いち早く建設のIT化・BIM技術の導入に着目。
三友グループ内で技術者育成するための環境を作り、技術者の育成や導入に力を入れてきました。
また、NEXTA(ネクスタ)シリーズという、自社物件の展開に伴い、BIM技術の本格運用をスタート。さらなる技術の進歩、またBIM技術導入という数少ない中小企業モデルとなることを目指しています。
65年以上の歴史を持つ弊社では
知識と技術を持つベテラン社員と若手BIM技術者が一丸となって協力し
新しい技術の実用に向けて、取り組みを進めています
現場で活用
NEXTA OIWAKE
BIMデータの作成
BIMのソフトを使い、様々な部材の
データを作成し、データ上で組み上げることで、3Dの建物を造っていきます。現地では、レーザー測定器を使用し、敷地の点群データを収集。物件を建てた際に、現場周辺の建築物との干渉がないかなど、データ上で収まりを確認し微調整を行いました。
鉄筋の収まり
配筋図を元に、鉄筋のデータを3D化することで、収まらない取り合い部を前もって発見。設計質疑を行い、
形状変更にいたりました。また、内装工事も際も設備と梁の干渉などを前もって知ることができる
ので、早めに担当者と打合せをすることが可能となり、その後の工事がスムーズに進みます。
数量の算出
BIMデータ作成後は、材料の必要数を算出することもできます。誤発注を防ぎコスト削減に繋が
ります。今回のNEXTA追分では、コンクリートの使用料を実際の使用量と99.32%というところまで計算
によって近づけることに成功しました。
BIM3Dデータ
NEXTA OIWAKE
3Dデータの活用
BIMで作成したデータは、工事現場だけではなく施主様との打合せでも活用されています。パソコンの画面上に表示し
打合せに使用することもできますが、VRを併用することで、ゴーグルとコントローラーを使い、3Dデータの中を散策
することも可能です。
例えば、介護やバリアフリーのリフォームの工事の場合でも、手すりの高さやカウンターの位置を自分の視線の高さや生
活動線を再現しながら体感することができます。よりお客様に寄り添った施工が可能となるのです。