
BIMデータと完成物件の比較
3月に竣工を迎えた、弊社の自社施工物件「NEXTA OIWAKE」
この物件は、次世代CADである”BIM技術”が活用されてました。
BIMとは、コンピューター上で作成した建築3Dモデルを元に
さまざまな図面を作成することができるソフトです。
工事機械による”建設作業の自動化の未来のために必要なIT技術”と言われています。

今回は、BIMで出力した3Dデータと
実際に完成した物件の室内を比較すべく、写真撮影を行いました。
こちらは、南側のBタイプの室内。玄関の様子です。
再現画像と実際の写真を比べると
右側の棚の高さや、ドアの位置などが正確に再現されていることがわかります。

BIMは、インテリア用の内装再現ソフトとは違い
鉄筋やコンクリートなどの構造部分の数量計算なども行えます。
イメージ画像では内装を表示させていますが、壁や床や天井には
建物を構築するための膨大な情報が隠れています。それが再現度の高さの秘密です。
室内のほとんどの物が、メーカーや品番まで正確にデータとして入力されています。
そのため、こちらのキッチンの写真も、納まり方が完璧に再現されていますね。

最後は、柱や梁の関係がわかる室内の写真です。
柱や梁は階数によって、大きさが変わってくるため
従来の平面面では「どのくらい壁からはみ出して、設備や家具に干渉するのか?」ということを
正確に知るのは難しいとされていました。
しかし、BIMを使えば、分電盤やエアコンの設置スペースなどの検討も
データ作成の段階で把握することができます。

このように本来、現場で工事を進めつつ検討が必要とされていた細かい部分が
BIMを使うことによって、先回りして問題を解決しやすくなりました。
それらは、廃材の減少や、作業員の手間などを減らすことに繋がります。
また、このように再現度の高い3Dデータを出力することよって
お客様とも、より精度の高い打合せを行うことができます。
今後も、さらにBIM技術の導入事例を増やし
より効率的な運用を行えるよう、社内の整備を行っていきたいと思います。
NEXTA OIWAKEのBIM活用ついてのページはこちらhttps://www.sanyu-kensetsu.co.jp/oiwake/oiwake-bim/
2025年4月11日