現場取材「3階スラブの配筋工事」
取材現場【No.01八王子市 共同住宅新築工事】
鉄筋コンクリート造(RC造)
現場取材:4回目前回の取材記事はこちらになります↓
https://www.sanyu-kensetsu.co.jp/2024/02/02/syuzai-3-2/
1F「スラブ型枠工事」の取材から3か月あまり。
工程が進み、現在は3階床(スラブ)の「配筋工事」が行われていました。
配筋とは、鉄筋を配置する作業のことです。
この日、現場に到着したのは、大型のクレーン車
トラックが運んできた鉄筋を3階へ搬入していました。
「まだ、建物が低いのに大袈裟では?」と思ってしまうほど、長いアーム。
建物が奥に細長い作りになっているため、奥側にも材料を下せるよう
これだけの高さが”必要”なのだと説明を受けました。
次に、配筋工事の見学に向かうべく、現場に潜入。
1階部分は型枠が外され、コンクリートの壁が出来ていました。
地底探索のような雰囲気にドキドキ。
今後は、1階部分の内装工事を始めていく予定だそうです。
①配筋→②型枠→③コンクリート流し込み
→④型枠を外す→⑤設備配管、配線工事→⑥仕上げ工事
1つの階ごとに、この工程を繰り返しながら、建物は上に伸びていきます。
下の階から、どんどん仕上がっていくんですね。
上に登ると、3階の床(スラブ)の配筋工事の様子が見えてきました。
奥に見えるのは、先ほど撮影したクレーン車です。
あらかじめ、工場で加工された材料が
鉄筋工によってテンポ良く配置されていきます。
コンクリートの柱や梁の中には、こんなにたくさんの鉄筋が入っているんですね。
・圧縮に強いコンクリート
・引っ張る力に強い鉄筋
お互いの長所を生かすことで、鉄筋コンクリート造は頑丈な構造を実現しています。
そして、取材中に気になったのが
鉄筋にくっついている、ドーナツみたいなプラスチックの輪↓
これは”スペーサー”といい、型枠にコンクリートを流し込む際
鉄筋が柱の表面に露出しないよう、設置される部品とのこと。
このような細かいパーツも使われているんですね。大きさで色分けされています。
そして、一通りの説明を受け、今回の現場取材は終了。
最後に現場事務所に移動して「道路使用許可申請書」を見せてもらいました。
こちらは、工事によって道路を使用する場合に届け出が必要な書類です。
見取り図や、工程表などの書類と一緒に警察署に申請
許可がおりたら、許可書を携帯して工事にあたります。
工事現場では、たまに抜き打ちで警察官の方が来られて
許可証や資格証明の提示を求められることがあります。
この日、たまたま私の取材中にも警察官の方が来られました。
住宅街での工事は、地域の方々のご理解ご協力の上で成り立つことを実感。
今後も安全に気を付けて、慎重に工事を進めていきたいです。
2024年4月12日