1級建築施工管理技士 1次検定の様子

先週、1級施工管理技士の1次検定が実施されました。
”建築施工管理技士”は、中規模〜大規模の建設現場を監督できる国家資格です。
この資格がないと、ある程度の規模の工事を請け負うことができないので
建設会社にとって、この資格保持者の存在は必要不可欠といえます。

私の試験会場は、武蔵境にある大学でした。
三友グループからは5名の受験者がいますが、都内でも複数の会場があるので
一緒にはなりませんでした。

会場に入ると、受験番号を確認し、指定の席に座ります。
他の受験者と同じように、ギリギリまで問題集を開きましたが、緊張からまったく頭に入らず。
こういう時って、周りの人達が賢そうに見えて焦りませんか?

そして、午前の試験がスタート。
問題は、環境工学・建築材料・躯体施工が中心です。
今年から出題方式に変更があり、最初に難問が続いたため、動揺した受験者も多かったと思います。
私もその内の1人でした。出題範囲が広く、出鼻も挫かれましたが、深呼吸して問題に集中。

そして午前の試験は終了です。

各自、席でお昼ご飯をいただきます。
緊張から、朝ご飯はゼリーしか喉を通らなかったのですが
お昼もツナマヨおむすび1つ、口に入れ込むのが精いっぱいでした。

そして午後の試験がスタート。
内容は、法規と施工管理の応用能力問題がメインになります。
法規は、出題範囲が安定しているので、比較的得点を稼ぎやすい部分です。
注意が必要なのは、施工管理の応用能力問題!

この1次検定は、全体で6割以上の得点が合格ラインではありますが
この応用能力問題の部分でも、6割以上の得点が必要とされます。
つまり、どれだけ得点が良くても、この部分を落とすと合格できないということです。

内容は、仮設計画・鉄骨・圧接・塗膜防水 などなど
様々な工程の手順や寸法、余丁や必要検査数など、細かい数字が出題されます。まさに鬼門。

しかし、施工管理技士として働くなら、これくらいの知識は持っていないと、無責任とも言えます。
作業をするのは職人さんですが、基礎知識がないと、現場の監理なんてできませんよね。

そして、午後の試験も無事に終わり、早々と帰宅の途につきました。

今年から、1次検定の受験資格が、19歳以上の年齢制限のみに緩和されたこともあり
若い方や女性の姿も見受けられました。
業界の裾が広がって、施工管理に興味を持つ方が増えていくと嬉しいですよね。

1次検定の合格発表は8月23日(金)です。
この度の受験においては、会社より勉強用の有料アプリ支給してもらったので
なんとか、良い報告ができればと思います。

2024年8月2日