現場取材「鉄骨工事①工場での製品検査」

取材現場【No.02武蔵村山市 工場新築工事】
取材回数:初回

こちらの工事では、柱や梁などの骨組みに”鉄骨”を使用する予定です。
このような構造は、マンションやビル、倉庫や体育館といった
比較的大きな建物に用いられることが多く
木造では叶えられない、広い空間作りに適した工法といえます。

今回は、その鉄骨が”現場に搬入される前”の様子をご紹介します。

鉄骨は下記の手順を踏んで、製作工場で作られます。

 1.打合せを行い、製作業者が工作図を作成する
 2.工作図を元に、加工装置を使い鉄骨を切断・加工する
 3.工場内で鉄骨を組み立て、溶接を行う
 4.製作業者による自主検査の実施
 5.弊社・設計事務所の立ち合いのもと、品質検査を行う

現場の作業を減らすため、トラックに積める範囲での
組立と溶接は、鉄骨製作工場で行われます。
こちらは工程「4」の、品質検査の際の様子です。

鉄骨の寸法や、機械を使っての硬度測定。
溶接部の外観の目視検査はもちろん、目に見えない部分の傷を確認するために
超音波を使った検査も行われます。

そして、こちらの集合写真。↓
にっこり笑顔が素敵ですが、記念写真ではありません。
検査に立ち会った人物や、関係業者を記録するための写真です。

このような写真の撮影は、施工管理者の主な仕事の1つです。
工事の各工程では、作業ごとに指定された記録写真を撮る必要があり
適正に工事を行った証明として、提出する義務があります。

施工管理者は、工程管理だけではなく、工事の品質を守るために
写真や書類作成など、日々現場で奮闘しています。

次回のブログでは、検査に合格した鉄骨を使った”建て方”作業をご紹介。
工事現場にて、建物の骨組みが完成します。お楽しみに。

2024年3月15日